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【画像解説】消火栓ホース耐圧試験とは?実際の手順を解説します。

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消火栓ホースの耐圧試験の実際の手順を画像付きで解説します。

 

ホース耐圧試験とは?

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屋内や屋外にある消火栓の格納箱の中に設置されている消火栓用のホースに水圧をかけて漏水の有無を確認して、実際の火災の時に問題なく使用できるかを確認する試験です。
対象となるのは製造年から10年以上経過していたもので、その後3年ごとの試験実施が必要です。新品に取り替えた場合は耐圧試験は必要ありません。
消火栓の格納箱の中には通常2本のホースが設置されています。
屋内消火栓の場合は 太さ40Φ×長さ15mのホースが2本、
屋外消火栓の場合は 太さ65Φ×長さ20mのホースが2本です。

ホースの年式や使用圧の確認

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消火栓ホースの側面には検定マーク・使用圧・直径・長さ・製造年等が記載されています。耐圧試験を実施する前にこれらを確認する必要があります。
左の写真のホースは屋内消火栓用で使用圧が0.7MPaなので、耐圧試験も同様の圧力をかけます。
また併せて扉裏面に貼られている操作方法のステッカーがしっかりと視認できる状態であるかも確認します。 

 

ホース耐圧試験の手順

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まずホースを取り外します。特殊な金具でノズルやバルブと連結されているので、写真のような要領で脱着用のスライド金具を押し込み連結部分を取り外していきます。 

 

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取り外したホースを専用の耐圧試験器具に取り付けます。試験器具には様々タイプがありますが、写真のものはかなりシンプルなタイプです。
見てわかる通り、水圧はホース全体にかけるのではなく、ホースの両端の一部にのみ加圧します。 
試験器具には必ず水圧を表す圧力計が取り付けられています。通常時は0MPaを指しています。

 

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ホースが取り付けできたら、レバーを上下動させてホース内を加圧していきます。
そして0.7MPaまで上昇させたら、5分間待ちます。
ホース加圧部分の目視チェックを行うとともに、5分経過しても圧力計の針が動かなければ漏水なしと判断し、ホースが実際の火災の時に安全に使用できることが確認できます。
もしも圧力計の針が低下してしまった時は、漏水ありと判断し新品の取り替えが必要となります。