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【ニッタン社製版】火災報知器が誤作動した時の対処法・誤報時の音の止め方・非常ベルの停止方法を画像解説。

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火災報知器が誤作動した時の対処法・誤報時の音の止め方・非常ベルの停止方法を画像付きで解説します。(ニッタン社製版)

 

通常時の表示

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通常時は交流電源と回路電圧の緑色のランプのみが光っています。
中央の小扉を開けると色んなボタンが現れます。

 

火災発報時・誤作動時の対処法。音の止め方。

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火災感知器が発報すると火災ランプが赤く点灯し、発報した場所の表示窓が赤く点灯します。(写真の場合は1階)
それと同時に本体の電子ブザーと各階にある非常ベルが鳴ります。
本体の電子ブザーを止めるには右の写真のように【音響】というレバーを【停止】側に押し下げます。

 

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各階にある非常ベルを止めるには右側の写真のように【地区音響】というレバーを【一時停止】側に押し下げます。
一時停止状態になると【地区音響停止】という赤いランプが点灯します。
ただし、あくまでも一時停止の状態なので、4~6分経過すると電子ブザーと非常ベルが再び鳴りだしますので注意してください。

音を止める前に必ず発報した場所を直接確認してください。誤作動だと決めつけてしまうことは非常に危険です。万が一の火災の場合を考えて行動をしましょう。

 

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現場を確認し火災ではない(=誤作動)だと断定できた場合は、中央小扉内の一番左側の【火災復旧】というレバーを押し下げます。いわゆるリセットボタンの機能を持っているレバーです。誤作動の原因が取り除かれいる場合は元通りの状態になります。

しかし、誤作動の原因が取り除かれていない場合は【火災復旧】レバーを押し下げても再び音が鳴りだしてしまいます。その場合はメンテナンス業者や警備会社に連絡して速やかに対応してもらいましょう。

 

音を完全に停止する方法について

この操作は極力行わないでください。万が一火災が起こった時に火災報知器が作動しなくなってしまいます。専門の業者が行うべき操作です。
深夜に何度も誤作動してしまったり、メンテナンス業者などに連絡がつかない場合に限って操作をしてください。

 

本体の電子ブザーと非常ベルを完全に停止する方法

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マイナスドライバーかコインを使って本体パネルを開き、小扉下部の【保守音響全停止】という左側のレバーを右に倒します。レバーを倒すと電子ブザーと非常ベルが完全停止の状態になります。

 

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電子ブザーと非常ベルが完全停止の状態になると右側の写真のように、【保守】という赤いランプと【地区音響停止】という赤いランプが点滅します。

繰り返しになりますが、音響の完全停止は本来専門の業者が行うべき操作です。完全停止の状態を長時間設定することは避け、なるべく早く専門の業者にメンテナンスしてもらいましょう。

 

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